当センターでは、医療教育における医療コミュニケーション教育充実のため、模擬患者参加型教育の支援を行っています。
*募集人数 若干名(65歳まで)
「生きた教材として患者を演ずる人」を模擬患者と呼んでいます。
コミュニケーション能力を持った医療人育成が望まれる今、社会人ボランティアとして活動される模擬患者さんは、医療教育において大変重要な存在です。
現在徳島大学では、医学部、歯学部、薬学部の教育において、講義・実習・臨床技能試験の様々な場面にご協力いただいています。
《模擬患者登録のながれ》
模擬患者ボランティアとして活動されるには、下記の流れに沿って、当センターが開催する新人養成プログラムを修了し、活動参加について検討、登録することが必要です。
(1)模擬患者新人養成プログラム参加申し込み
担当教員の面接後、申込書を提出していただきます。
(2)新人養成プログラム受講(6~7回)
模擬患者活動の基礎知識、実際の活動場面見学など、当センターが企画・開催するプログラムの全過程に参加していただきます。
(3)面接
プログラム受講終了後、改めて活動希望の意志を確認させていただきます。また、プログラム受講を通して、模擬患者としての活動が身体的・精神的に可能か否かについて検討させていただきます。
(4)登録
活動可能と判断された方には必要書類をご提出いただき、模擬患者ボランティアとして登録いたします。模擬患者として登録された方には随時、協力を依頼させていただきます。
詳細につきましては、医療教育開発センター 電話:088-633-9104(担当 長宗)までお問い合わせください。
徳島大学では、医学部医学科、保健学科、歯学部歯学科、薬学部にて、模擬患者参加型教育が実施されており、それぞれの学科・専攻の教育方針・教育目標に合わせた活動を求められています。登録いただいた模擬患者さんには、学生に効果的な医療コミュニケーション教育の場が提供できるようご協力いただきます。
【しっかり活動する】模擬患者参加型教育のメリットは、何と言ってもリアリティです。患者さんらしくしっかり演じること、患者さんらしくしっかり感じることをお願いしています。模擬患者さんの演技・言葉そのものが学生に考え、学ぶ機会を与えます。
【安心して活動する】コミュニケーション学習のように、お互いの感覚や気持ちを意見交換する学習の場は、安全でなくてはなりません。模擬患者さんにもその必要性を理解していただき、ご協力をお願いしています。
【楽しく活動する】ボランティアとして教育の場にご協力いただく模擬患者さん自身にとっても、有意義な活動であるよう心がけています。どうぞご協力ください。
【教員との協働】ファシリテータである教員と模擬患者さんとの協力なくして模擬患者参加型教育は成り立ちません。教員が何を学生に学ばせたいのか、模擬患者さんはそのためにどんな演技を求められているのか、その意識を共有するために、毎年、研修会(FD)を開催しています。
模擬患者さんとのセッション(具体的経験)を題材に、学生、模擬患者さん、教員が一緒に意見交換を行い、教員のファシリテートにより内省的観察を深め、そして抽象的概念化、学生の行動変容へとつながることを目指します。
*学生と向かい合う実習や試験の場面で「患者さん」として充分に機能できるように、定例会、勉強会、練習、打ち合わせなど、大学に足を運んでいただく時間が多くありますことをご了承ください。
日時:平成31年4月22日(水)14:00-15:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者10名、教員3名
【内容】
1.活動継続確認
2.今年度の勉強会内容について
日時:平成31年3月6日(水)17:00-18:00
場所:日亜メディカルホール(徳島大学病院西病棟11階)
懇親会:終了後、西病棟11階Soraにて
参加人数:模擬患者14名、教職員19名、大学院生5名
日時:平成30年3月7日(火)17:00-18:00
場所:日亜メディカルホール(徳島大学病院西病棟11階)
懇親会:終了後、西病棟11階Soraにて
参加人数:模擬患者13名、教職員25名、学生2名
日時:平成30年2月7日(水)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者7名、教員2名
【ミニ・レクチャー】
活動映像から振り返る 「医学科4年クリニカル・クラークシップ産婦人科学医療面接」
中止になりました
日時:平成30年1月10日(水)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
日時:平成29年11月15日(水)15:00-16:00
場所:第二会議室
参加人数:模擬患者10名、教員3名
【ミニ・レクチャー】
標準模擬患者について 意識確認
中止になりました
日時:平成29年10月11日(水)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
日時:平成29年9月20日(水)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者12名、教員1名
【ミニ・レクチャー】
今後の活動確認:どのような機能が求められているか
「医学科4年生 基本的診療技能実習」「看護学科導入実習」
日時:平成29年7月19日(水)15:00-16:00
場所:第二会議室
参加人数:模擬患者10名、教員2名
【ミニ・レクチャー】
「クリニカル・クラークシップ産婦人科実習における医療面接実習」の映像よりフィードバックを検討する
中止になりました。
日時:平成29年6月21日(水)15:00-16:00
場所:第二会議室
日時:平成29年5月24日(水)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者13名、教員3名
【ミニ・レクチャー】
医療面接「患者に関心を持ち、それを伝える」を学ぶ学生へのフィードバック
日時:平成29年4月14日(金)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者8名、教員1名
【ミニ・レクチャー】
医療面接実習の流れ:双方向の振り返り(DVD視聴)
模擬患者の役割
日時:平成29年3月14日(火)17:00-18:00
場所:日亜メディカルホール(徳島大学病院西病棟11階)
懇親会:終了後、西病棟11階Soraにて
参加人数:模擬患者17名、教職員26名、学生1名
日時:平成29年1月13日(金)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者15名、教員2名
【ミニ・レクチャー】
・医学科4年生臨床技能実習「医療面接」 ねらい、演技、フィードバックの確認
日時:平成28年12月21日(水)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者10名、教員2名
【ミニ・レクチャー】
「不愉快・怒り」をどのようにフィードバックするか
日時:平成28年11月18日(金)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者10名、教員2名
【ミニ・レクチャー】
「演じる」ことができているか
日時:平成28年10月14日(金)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者11名、教員1名
【ミニ・レクチャー】
①経験学習とは
②「解釈モデル」の検討~患者の心配している病気~
③「患者に関心をもつ」~患者が「話せる」と思うとき~
日時:平成28年9月14日(水)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者12名、教員2名
【ミニ・レクチャー】
「共感」のメッセージ
~「間」~
日時:平成28年7月8日(金)15:00-16:00
場所:医学部第二会議室
参加人数:模擬患者11名、教員2名
【ミニ・レクチャー】
「共感」のメッセージ
~患者をかえって心配させる「それはご心配ですね」~
日時:平成28年5月18日(水)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者10名、教員2名
【ミニ・レクチャー】
①実習目標の確認 学生の習熟度の理解
②「演じる」~患者らしく演じる・学生の習熟度にあわせて演じる~
日時:平成28年4月15日(金)15:00-16:00
場所:スキルス・ラボ5&6
参加人数:模擬患者13名、教員2名
【内容】
①平成28年度活動継続確認
②平成28年度活動予定
③平成28年度 活動目標
日時:平成28年3月15日(火)17:00-18:00
場所:日亜メディカルホール(徳島大学病院西病棟11階)
懇親会:終了後、西病棟11階Soraにて
参加人数:模擬患者19名、教職員31名
医学部、歯学部、薬学部から平成27年度の教育について報告されました。また、苛原医歯薬学研究部長より今年度協力いただいた模擬患者さん達に感謝状が贈呈されました。検討会終了後には懇親会が催され、模擬患者さんと教員が語り合う良い機会となりました。
日時:平成28年1月30日(土)13:00-16:00
場所:徳島大学スキルス・ラボ8(総合研究棟2階)
参加人数:31名(模擬患者17名、教職員14名)
講師:吉田登志子先生(岡山大学 医療教育統合開発センター)
伊東こずえさん(九州大学医療系統合教育研究センター)
今回は、模擬患者参加型教育における効果的なファシリテートについて学びました。模擬患者さんの存在を活かすファシリテートとはどのようなものか、又そのために模擬患者さんと教員はどのように協力するかを考えました。
日時:平成27年3月17日(火)17:00-18:00
場所:医学部第三、四会議室(懇親会:西病棟11階Soraにて)
参加人数:模擬患者15名、教職員20名
医学部、歯学部、薬学部から平成26年度の教育について報告されました。また、苛原HBS研究部長より模擬患者さん達に感謝状が贈呈されました。検討会終了後には懇親会が催され、模擬患者さんと教員が語り合う良い機会となりました。
日時:平成26年12月20日(土)13:00-16:00
場所:日亜メディカルホール(徳島大学病院西病棟11階)
参加人数:34名(模擬患者18名、教職員16名)
講師:吉田登志子先生(岡山大学 医療教育統合開発センター)
川尻智香さん(岡山臨床スキルアップ研究会OCSIA)
~日時:平成26年3月18日(金)17:00-18:00
場所:青藍会館大会議室
医学部、歯学部、薬学部から平成25年度の教育について報告されました。また、苛原HBS研究部長より模擬患者さん達に感謝状が贈呈されました。
懇親会では模擬患者さんと教員が楽しく意見交換することができました。
活動件数 95件(活動のべ人数503名、活動のべ時間数876時間)
件数内訳 医学部医学科 48件
歯学部 5件
薬学部 1件
定例会、勉強会 7件
シナリオ練習 28件
新人養成 6件
日時:平成25年3月19日(火)17:00-18:00
場所:青藍会館大会議室
医学部、歯学部、薬学部から平成24年度の教育について報告されました。また、玉置HBS研究部長より模擬患者さん達に感謝状が贈呈されました。
模擬患者さんと教員が模擬患者参加型教育について共に考え、ゆっくりと意見を交換する機会となりました。
平成23年度の模擬患者活動に対して、徳島大学ヘルスバイオサイエンス研究部長より模擬患者(SP)さんへ感謝状が贈呈されました。