とき | 2016年9月15日(木)~17日(土) |
ところ | リゾートホテル オリビアン小豆島 |
特別講演 | 「-肺がんとの戦い-」 矢野 聖二 先生(金沢大学がん進展制御研究所/腫瘍内科教授) |
参加人数 | 学生22名、教職員ほか12名 |
今回は、先端技術科学教育部からも参加があり、研究発表と質疑応答は全て英語で行われました。
研究手法は多種多様であり、学際的な交流が行われました。新しく参加した先端技術科学教育部からの研究発表は、医療において工学的知見の応用を考える上で、本学の学際的な技術・知識開発に展望を与えるものでした。
特別講演には徳島大学のご出身の矢野聖二先生(金沢大学がん進展制御研究所/腫瘍内科教授)をお迎えしました。
「-肺がんとの戦い-」と題されたご講演は、ユーモアも交えて、流暢な英語で行われ、先生の明るいお人柄を感じることができました。
肺がんはわが国の癌死亡原因の第一位であり、多臓器転移と薬剤抵抗性があげられます。矢野先生は、東洋人に特異的にみられるBIM遺伝子多型により惹起される分子標的薬耐性をヒストン脱アセチル化酵素阻害薬併用で克服できることを明らかにし、患者に対する治療成績の向上を目指しています。
参加学生は世界的な研究者の講演を拝聴し、今後の研究者としての目標の実現に向けてヒントを得たと思います。
また、懇親会やバーベキュー、そして、保健科学教育部の企画によるレクリエーション大会も行われ、大学院生・教員の間の親睦が深まりました。
台風が心配されましたが、天候はまずますであり、昼食時には、レストランからの美しい眺めで参加者は癒されたことと思います。リトリートとは保養の意味があり、研究発表だけでなくこれからの研究に向けて、十分に英気を養うことができました。