全人的医療を目指したIPE
ワークショップの方法:KJ法
蔵本キャンパスの特性を生かした【チーム医療入門】蔵本地区1年生合同ワークショップ
徳島大学蔵本キャンパスでは、医学部、歯学部、薬学部、栄養学科、保健学科の5つの教育部が一つのキャンパスに存在する、全国でも非常に珍しいキャンパスです。医療人を目指す学生が相互理解を深め、将来ともに円滑なチーム医療を行える基盤形成として、2007 年より医療系全学科1年生共同の「チーム医療入門ワークショップ」を開催しています。
合同ワークショップの内容
一つのテーマについて全員が意見を出し合って議論し、プロダクトを作成、発表、意見交換を行います。
方 法
①基調講演の聴講
②KJ法を用いたプロダクトの作成
【KJ法】
KJ法で意見を出し合って、出た意見を集約し、グループ(島)を作る。島の名前を付けて、島の関連を考える。
③プロダクトを提示して、発表・意見交換を行う
日時:平成29年9月29日(金)13:00-17:00
会場:徳島大学 蔵本キャンパス
集合場所:大塚講堂
対象:蔵本キャンパス1年生430名
テーマ:医療の視点から考える国際貢献とは
到達目標:
1)他者と協力して、ひとつのテーマについて討議(意見交換)し、プロダクトを作成できる。
2)医療の視点から国際貢献について討議することができる。
3)今後の自分の学習のあり方について討議することができる。
4)グループで討議した結果をほかのグループにプレゼンテーションできる。
スケジュール:
<事前学修>
1. アフリカ眼科医療を支援する会(AOSA)ホームページ(http://aosa-eye.org)の閲覧
2. 活動についての動画「2016年度モザンビークアイキャンプの様子」の視聴
https://www.youtube.com/watch?v=Cpd7YE7lL6w&feature=youtu.be
「アフリカ眼科医療を支援する会(AOSA)」ホームページのNEWSにリンクがあります。
3.「アイデアの発想と収束」の視聴
【Moodleのアクセス方法】を確認し、
徳島大学LMSのMoodle(https://moo2.chi.tokushima-u.ac.jp/)よりアクセスして、
「アイデアの発想と収束」を視聴してください。
<当日スケジュール>
持参物:筆記用具(ボールペン、鉛筆など)
受付場所:大塚講堂 北側正面玄関にて学科別に受付
12:20 受付開始
*混雑が予想されるので、早めに受付を済ませて指定の位置に着席してください
*12:50までに着席していること。
13:00 オープニングリマーク
13:10 基調講演「国際医療協力:私の経験から」
講師 内藤 毅 先生(徳島大学国際センター 特任教授)
14:20 WSオリエンテーション会場
14:20 ワーク会場へ移動
14:30 グループワーク開始
16:15 成果発表
16:45 総評・まとめ
17:00 終了
<ワークショップ終了後の提出物について>
① SIH道場<文章力>ルーブリック評価表 氏名、学生番号を記入・マーク し、「チーム医療入門振り返りレポート」とともに10月6日16:00迄に所属学部担当の各教務 /学務係へ提出
② チーム医療入門振り返りレポート 記入後「SIH道場<文章力>ルーブリック評価表」とともに、10月6日16:00迄に所属学部担当の各教務 /学務係へ提出
③ 第11回チーム医療アンケート 学生用教務事務システムからWeb入力 (9/29-10/6)
④ 平成29年度 SIH道場アンケート 学生用教務事務システムからWeb入力 (9/29-10/6)
日時:平成28年9月30日(金)13:00-17:00
会場:大塚講堂
対象:蔵本キャンパス1年生440名
テーマ:医療安全と質の向上に向けて今、私達にできること
到達目標:
1)他者と協力して、ひとつのテーマについて討議(意見交換)し、プロダクトを作成できる。
2)医療安全と質の向上に必要とされることを討議することができる。
3)今後の自分の学習のあり方について討議することができる。
4)グループで討議した結果をほかのグループにプレゼンテーションできる。
スケジュール:
<事前学修>
1. 動画視聴:医療安全におけるノンテクニカルスキルの重要性(約15分)
2. 補助資料:動画内容理解を深めるための資料
3.KJ法:ワークショップで利用するKJ法の進め方
<当日スケジュール>
12:20 受付開始
13:00 オリエンテーション
13:20 基調講演「チーム医療への人間工学からの提言」 小松原明哲先生(早稲田大学 理工学術院教授)
14:20 ワーク会場へ移動
14:30 グループワーク開始
16:00 グループ発表
16:35 「SIH道場アンケート」記入など
17:00終了
<事後提出物>
① SIH道場アンケート 当日回収
② チーム医療入門振り返りレポート 10月7日までに提出
③ SIH道場<文章力>ルーブリック評価表 10月7日までに提出
④ チーム医療アンケート 当日中にWeb入力
日時:平成27年9月30日(水)13:00-17:00
会場:大塚講堂
対象:蔵本キャンパス1年生422名
テーマ:在宅医療の困り事解決 - 私達はどこまで解決できるか-
到達目標:
1)他者と協力して、ひとつのテーマについて討議(意見交換)し、プロダクトを作成できる。
2)在宅医療に必要とされることを討議することができる。
3)今後の自分の学習のあり方について討議することができる。
4)グループで討議した結果をほかのグループにプレゼンテーションできる。
タイムテーブル:
12:20受付開始
13:00オリエンテーション
13:20基調講演「在宅医療入門-家に帰るという選択肢-」市橋亮一先生(総合在宅医療クリニック 代表)
14:20ワーク会場へ移動
14:30グループワーク開始
16:00グループ発表
16:45アンケート記入
17:00終了
日時:平成26年9月30日(火)13:00-17:00
会場:大塚講堂
対象:蔵本キャンパス1年生433名(参加人数名:%)
テーマ:高齢化社会をむかえた医療のあるべき姿
到達目標:
1)他者と協力して、ひとつのテーマについて討議(意見交換)し、プロダクトを作成できる。
2)高齢化社会をむかえた医療に必要とされていることを討議することができる。
3)今後の自分の学習のあり方について討議することができる。
タイムテーブル:
12:20受付開始
13:00オリエンテーション
13:20基調講演「高齢者医療の現状と向かい合おう」服部万里子先生(公益社団法人 長寿社会文化協会 理事長)
14:20各グループごとにワーク会場へ移動
14:30グループワーク開始
16:15グループ発表
16:45アンケート記入
17:00終了
日時:平成25年9月30日(月)13:00-17:00
会場:大塚講堂
対象:蔵本キャンパス1年生427名(参加人数423名:93%)
テーマ:チーム医療を行うために必要な能力とは?
到達目標:
1)医療現場で働く各専門職種の役割について述べることができる。
2)チーム医療を実践するために、すべての医療職種において必要とされる能力について述べることができる。
3)その能力を身に付けるために今後どのような学習を進めるべきかについて述べることができる。
タイムテーブル:
12:20受付開始
13:00オリエンテーション
13:15基調講演「福島の現場から」安井清孝先生(福島県立医科大学災害医療総合学習センター)
14:15各グループごとにワーク会場へ移動 グループワーク開始
16:00グループ発表
16:50アンケート記入
17:00終了
合同オリエンテーション
グループワーク
成果発表
日時:平成24年9月28日(金)13:00-17:00
受付場所:長井記念ホール
会場:長井記念ホール& 保健学科大講義室
対象:蔵本キャンパス1年生427名(参加人数423名:99%)
テーマ:チーム医療を行うために必要な能力とは?
到達目標:
1)医療現場で働く各専門職種の役割について述べることができる。
2)チーム医療を実践するために、すべての医療職種において必要とされる能力について述べることができる。
3)その能力を身に付けるために今後どのような学習を進めるべきかについて述べることができる。
タイムテーブル:
12:20受付開始
13:00オリエンテーション
13:15DVD視聴「病院を支える人たち、そして地域で患者さんを支える人たち:福島統先生(東京慈恵会医科大学 教育センター教授)」
14:15各グループごとにワーク会場へ移動 グループワーク開始
16:00グループ発表
16:50アンケート記入
17:00終了
黙祷
ワークの様子
完成したプロダクト
背景:未曾有の大災害である東日本大震災を目の当たりとして、自然の脅威と不条理を感じるとともに、医療人を目指す者として自分には何ができるのか、自分は何をなすべきかと自問した者は少なくないであろう。その想いこそが医療の原点であり、それを語り合い、議論して、今後の自らのあり方に活かしていくことは、医療人を目指す者の責務である。
テーマ:医療人を目指す者として東日本大震災から学ぶこと
目的:東日本大震災を目の当たりとして、医療人を目指す学生として何をなすべきか、今後の学生生活で何を学び、習得していくべきかを、他学部、他学科の学生と共に考え、お互いから学ぶことを通して、医療人としてのプロフェッショナリズムの醸成をはかる。
対象:蔵本地区1年生(約400名)
タイムテーブル:
12:30 受付開始(大塚講堂)
13:00 着席
黙祷
HBS研究部長挨拶
ワークショップ説明
13:30 講演:「東日本大震災の救援活動を経験して」(約60分)
講演(依頼)予定者
医師:奥田奈緒 先生(救急集中治療部 特任助教)
薬剤師:中村敏己 先生(薬剤部薬品安全対策室長)
看護師:川西千恵美 先生(保健学科 教授)
医学部生:小渕香織さん(医学科3年生)
薬学部生:稲山義高さん(薬学部3年生)
臨床心理士:内海千種 先生(総合科学部臨床心理学講師)
14:30 学生とファシリテーターは各教室に移動
15:00 グループワーク
アイスブレーキングののち役割を決め、テーマ「医療人を目指す者として東日本大震災から学ぶこと」についてKJ法で意見を抽出、模造紙にポストイットで貼り付け、各グループのプロダクトを作成する。
16:30 2,3班ごとに教室に移動、意見交換
16:50 アンケート記入
17:00 終了
全体説明
ワークの様子
発表
日 時:9月30日(木)13:00−17:00
集合場所:大塚講堂
【テーマ】医療の質と安全を向上させるために私達が学ぶべきこと
【目的】
1)医療現場で働く各専門職種を目指す学生が相互理解し、将来、ともに円滑なチーム医療を行える基盤を形成する動機付けを目的とする。
2)安心安全な医療を行う為に医療人としてどうあるべきか、在学中に何を学習すべきかを考え、学生生活に活かす契機とする。
【スケジュール】
12:45 各科ごとに受付:学生は自分の班を確認し、12:55までに着席する。
①tutorは所定の位置に班番号を持って立ち、班の学生を迎える。
13:00 全体オリエンテーション(司会:岩田)
②各教室に移動。Tutorは班番号が書かれたプラカードを高く掲げ、学生を誘導する。
14:00 アイスブレーキング 自己紹介(一人1分以内 tutorから学生全員へ)
③袋の中にネームホルダー、名札用紙が入っているので名札を作成させる。
14:20 学生に資料を配布し事例を読む。
④適宜、学生の質問に答える。
14:30 ワークショップ作業開始:KJ法により、プロダクト1枚を作る。
「医療の質と安全を向上させるために私達が学ぶべきこと」
・何を学習しなくてはならないか
・各職種特有の専門性や連携のあり方 ・・・など
⑤発表会場へ移動。荷物は全て持って行く。
15 :45 発表会場に集合(時間厳守、班毎にまとまって着席)
3班でグループ発表(8分発表、質疑5分×3班)、全体討論10分
16:35 まとめ、アンケート記入(学生、tutorともにアンケート記入)
17:00 学生作業 終了 解散
17:10 Tutor反省会 (医学部第3第4会議室)